2011年3月29日火曜日

Mac OS X Server ver 10.6 Snow Leopard に Git

今回は,研究室で利用してるMac OS X ServerにGitをインストールし,その設定を行った.そのメモである.

さて,Mac OS X Serverは標準ではGitがインストールされていない.そこで,Gitの公式サイトhttp://git-scm.com/ からMAC OS XのSnow Leopardバージョンをダウンロードしてインストールする.環境に合わせたものをインストールする.

次に,クライアントからGitのリポジトリに接続できるようにする場合の設定である.インストール直後の設定ではユーザがSSH接続でGitコマンドを利用することが出来る.しかし,git+ssh接続では,何故かgitが正しく利用できない.これは,ターミナルで接続した場合bashのプロファイルが読み込まれ環境変数のPATHにGitのパスが追加される.しかし,git+ssh接続ではPATHに追加されない.そこで,.bashrcをホームディレクトリに追加する.例として以下のコマンドで実現することが出来る.
$ ln –s .bash_profile .bashrc
これで,問題なくSSHからMAC OS X ServerのGitに接続することが出来る.

参考:http://www.snow-wolf.net/entry/2008/2/serving-git-mac-os-x/

2010年12月16日木曜日

Fedora14にadb環境を構築

今回は,Fedora14にAndroidの開発環境を構築していきます.

Fedora14をDVDのディスクからクリーンインストールした状態で行います.



こちらの環境に沿って行いました.
ただし,いくつか情報が古いため,所々解説を交えます.



追加のボタンをクリックするとうまく追加できないので,直接Work withに入力します.

しばらく待てば表示されます.ちなみにEclipseUpdateはアップデートする物が無いのでやる必要はありません.



PATHの設定の変更
現状では,以下のようになっています.
PATH=$PATH:$HOME/AndroidSDK:$HOME/AndroidSDK/tools
それを次のように変更します
PATH=$PATH:$HOME/AndroidSDK:$HOME/AndroidSDK/tools:$HOME/AndroidSDK/platform-tools
adbが含まれているディレクトリが変更されたためです.



以上

2010年11月12日金曜日

Ubuntu Server に Firefox Sync Server

今回は少しばかりDesireでも使える項目です.
先月あたりにAndroid用のFirefoxが出ました.これでPCとのデータの同期ができます.
データの同期はFirefox Syncというサービスを利用します.
Firefox Syncは最近の履歴や,ブックマーク,パスワードなどをFirefox Syncのサーバに保存します.
もちろん,転送する段階で秘密の鍵で暗号化していますから,安全ですがどうもサーバが不安定みたいで先日もつながらなくなってました.

そこでFirefox Sync Serverをたててみようと思います.

まず,Firefox Sync を動かすhttpサーバと,phpモジュール,sqliteをインストールします.
# apt-get install apache2
# apt-get install php5
# apt-get install libapache2-mod-php5
# apt-get install sqlite3
# apt-get install php5-sqlite
# apt-get install php5-cli

とりあえずこれくらいインストールしておけば動くはず.
後は,以下のURLの手順に従ってあげればうまくいきます.
http://dora.bk.tsukuba.ac.jp/~takeuchi/index.php?%A5%BD%A5%D5%A5%C8%A5%A6%A5%A7%A5%A2%2FFirefox%2FFirefox%20Sync%20%CD%D1%A4%CB%C6%C8%BC%AB%A5%B5%A1%BC%A5%D0%A1%BC%A4%F2%B9%BD%C3%DB

2010年11月10日水曜日

そのほかのUbuntuサーバのメモ

前回のエントリで設定したUT-VPN以外の設定

UT-VPNを自動起動する
# apt-get install sysv-rc-conf
# vi /etc/init.d/utvpnserver
#/bin/sh
utvpnserver start
# chmod 700 /etc/init.d/utvpnserver
# sysv-rc-conf utvpnserver on

ファイアウォールの設定
// ローカルのみSSHを許可
# ufw allow proto tcp from 192.168.0.0/24 to any port 22
// 外部に公開するポート
# ufw allow 443/tcp
// そのほかのポートは許可しない
# ufw default deny

インターネット接続の設定
pppoeの設定
// GUIに従って設定
# pppoeconf eth3

このとき詰まったこと, /etc/networking/interfaces にeth3を起動する設定を書いてはいけない.起動する設定を書くとpppoeが正しく動作しない.

Dynamic DNSの設定
DiCEをダウンロードして設定.これに関してはCentOSと同じ
自動起動スクリプト
# vi /etc/init.d/diced
#!/bin/sh
setarch `uname -m` /usr/local/bin/DiCE/diced -d -l
# chmod 700 /etc/init.d/diced
# sysv-rc-conf diced on

追記
ルートが複数ある場合,デフォルトの通信をppp0に変更する
# route add default dev ppp0
// もしeth0がインターネットに接続されている場合
# route del default dev eth0

UbuntuにUT-VPNをビルド

Ubuntu Server 10.04にUT-VPNをインストールしたときのメモ

今回LE-564という,Eden搭載のルータもどきが手に入ったので試しにVPNサーバとして動作させてみました.
手始めにCentOSをUSB経由でインストールを行おうとしたのですが,インストーラを立ち上げる前に再起動してしまい,使えませんでした.
そこで,普段使わないUbuntu Serverをインストールすることにしました.

本題のUT-VPNですが,ほかのVPNに比べ導入が簡単であるという安直な理由で選択しました.

まず,必要なパッケージのインストールです.
このマニュアルに従っていくつかインストールしました.
以下にその手順を示します.
必要ないパッケージも含まれているかもです.

// ビルド用のパッケージをインストール
apt-get install gcc
apt-get install make
// Open SSL
apt-get install libcurl4-openssl-dev
// ncurses
apt-get install ncurses-dev
// readline
apt-get install libreadline6-dev
// libconvともに同様
wget 一番新しいパッケージをダウンロード
tar zxvf 上記でダウンロードしたファイル
cd 上記で解凍したディレクトリを選択
./configure
make
make install

次にUT-VPNをビルド
これも手順に従って,ビルドして終わりです.

以上簡単な説明.
CentOSもこれとほとんど同じ手順でできました.
yum install や apt-get install でライブラリが見つからないといわれたらビルドしましょう.

後は,専用アプリで設定して終わりです.

次回はSVNかL2TPサーバでもたてようかな.

2010年9月22日水曜日

x06htにDesireHDのROMをインストールした

昨晩,公開されたDesire用のDesireHDのROM
カメラが使えないなど問題があるようですが,とりあえずインストールしてみました.

インストールの詳細はこちらを見てください.
http://ameblo.jp/kojiibb/
http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=788554

フォントをいつも通りDroidSansJapanese.ttfとして追加しましたが一部しか正しく適応されませんでした.
SenseUI部分はDroidSansFallback.ttfに依存しています.
絵文字を使う場合にはここのサイトを参考にしてください.http://cova.sakura.ne.jp/sb/

スクリーンショットはコジーさんのページを見ていただくとして,私の方ではちょっとマイナーなところを記述しようと思います.

まずはじめに,起動しないカメラの置き換えです.
これは,LeeDroidのものを利用しましたが案の定だめでした.

次にMMSです.
JakeさんのHTC由来のROM用ならば,MMSの送信は可能でした.
受信の挙動はすごく怪しいです.

BluetoothのHIDプロファイルについてです.
これは,やっぱりだめみたいです.
ペアリングはできますが,Desireと同じ症状です.

VPNは今まで通りPPTP,L2TP,L2TP/PISecです.
カスタムロムにあるOpenVPNは追加されていません.

テーマの変更が標準で追加されておりSenseUIのデザインを変更できます.
Amazon MP3や,リーダーなどおもしろい機能が追加されていますが,国内でのサービスが開始されていないので,見送りです.

だいたいこんな感じです.
使い勝手は今までのSenseUIよりはいいかもしれません.
今後のカスタムロムの発展に期待しOpenDesireに戻しますw

2010年8月5日木曜日

X06HT(Desire)へのストリーミングサーバー(改良)

以前同じようなエントリを書きましたが,x06ht用のプロファイルができたのでメモします.
以前はVLCでエンコードするときに詳細な設定を行いませんでした.
そのため,x06htでは再生するのが困難でした.
しかし,今回こちらのサイト様にプロファイルの違いについて説明されており,このプロファイルに沿って
新たにVLCの設定を変更しました.
もちろん,ストリーミングだけでなく動画のエンコードにも利用できます.
ちょっと手を加えればバッチエンコードも可能になります.(これに関してはLinuxのBashやWindowsのPowerShellを勉強してください)

それでは,エンコードの方法です.
前回のエントリではMP4を用いていましたが,今回はH.264です.
まず,メニューからメディア→ストリーミングの順で選択します.
次に,ストリーミングしたいものを選択します.
ここでは,Webカメラや外部のストリーミングサーバなどを選択することができます.
選択後「ストリーム再生」のボタンをクリックします.
入力元は特に設定の必要はありません.
「次へ」をクリックします.

新しい出力先から「RTSP」を選択.「追加」をクリックします.
ポート番号は,アクセスするときに必要なので適当に設定.
パスはアクセスするときの識別子替わりなのでこちらも適当に設定.
今回はデフォルトの設定で行きます(ポート番号:5544,パス:/)
「トランスコーディングを有効にする」のチェックボックスを確認.
プロファイルを一つ作成します.
プロファイルと書かれている部分の一番右のボタンをクリックします.
・プロファイル名は判断できるような名前に
・カプセル化:MP4/MOV
・ビデオコーデック:
 ビデオにチェック,
 コーデックをMPEG-4にビットレートは適当に.
 フレームレートも適当に.
 幅,高さも適当に
・オーディオコーデック:
 オーディオにチェック
 コーデックをMPEG 4 Audio(AAC)
 ビットレートは適当に.
 チャンネルはモノラルなら1,ステレオなら2
 サンプリングレートも適当に
・字幕は設定の必要なし.
この設定で保存します.

今回は回線があまり高速でない場合のプロファイルとして
ビデオ:
 ビットレート:300kbps
 フレームレート:15fps
 幅:320,高さ:200
オーディオ:
 ビットレート:128kbps
 チャンネル:2
 サンプリングレート:11025
とします.

保存が完了したら,作成したプロファイルを選択します.
「次へ」を選択します.

ここからが,今回のポイントです.
このままでは,VLCはx06htに対応したH.264は出力することができません.
そこで,ベースラインの処理を生成されたストリーム出力文字列に追加します.
ベースラインをVLCで出力するのはこちらのページを参考にしました.

以下の文字列をコピーします.
venc=x264{profile=baseline,level=30,keyint=30,bframes=0,ref=1,nocabac},

コピーした文字列をストリーム出力文字列の"vcodec=h264"の前に貼り付けます.
上記の私の例では以下のようになります.

:sout=#transcode{venc=x264{profile=baseline,level=30,keyint=30,bframes=0,ref=1,nocabac},vcodec=h264,vb=300,fps=15,scale=1,width=320,height=200,acodec=mp4a,ab=128,channels=2,samplerate=11025}:rtp{sdp=rtsp://:5544/} :no-sout-rtp-sap :no-sout-standard-sap :sout-keep

あとは,「ストリーム再生」のボタンをクリックするとストリーミングが開始されます.

私の環境では少しばかりおとずれは発生するものの再生することができました.(DeFroST 2.5a,Meridian使用)
ものによっては再生できないかもしれませんのであしからず.

これでやっと,BonCameraが役に立ちそうですね.